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台東県、アテモヤの加工品開発で販路開拓 背景に中国の禁輸措置

2024/12/13 13:14
台東県産アテモヤが使用されたパート・ド・フリュイ=2024年12月11日、中央社記者盧太城撮影
台東県産アテモヤが使用されたパート・ド・フリュイ=2024年12月11日、中央社記者盧太城撮影

中国による輸入停止の危機を経て、東部・台東県で11日、バンレイシとチェリモヤをかけ合わせた県産アテモヤ使用のアイスキャンディーやおやつなどの加工品が発表された。農家たちは新商品の開発で販路の開拓を図っている。

同県は台湾で最も重要なバンレイシの産地で、県産バンレイシの99%が中国に輸出されていた。だが、害虫の検出を理由に中国は2021年9月、台湾産バンレイシの輸入停止を発表。23年12月に条件付きで輸入を再開したものの、事件の再発を懸念し、農家たちは加工品の開発に力を入れてきた。

この日、発表されたアテモヤのアイスキャンディーにはソフトクリームやアイスクリームなどが含まれ、おやつシリーズにはフリーズドライや飲むゼリー、パート・ド・フリュイなどがある。これまではアテモヤの果実酢やアイスバーなどが販売されていた。

同県農会(農協)によれば、新商品は若者の好みに合わせて作られた他、食後のデザートとしても楽しめるという。

(盧太城/編集:荘麗玲)

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