南部・高雄市の人気スポット、哈瑪星鉄道文化園区でバナナの形をした大型のインスタレーションがお目見えした。同地では今週末にバナナをはじめとした地元産果物の販促イベントが行われ、市はバナナ型オブジェの設置でイベントを盛り上げようとしている。
哈瑪星はかつて台湾にとって重要な貨物や商品の集散地だった。同市政府文化局の王文翠局長によれば、1960年代には台湾各地で収穫されたバナナが鉄道を通してここから高雄港に運ばれ、日本向けに輸出されたことから「バナナ王国」と言われるようになった。
販促イベントは7、8の両日に開催される。バナナや蜂蜜、ドライフルーツに加え、様々な農産品やアイスキャンディーが提供される他、期間中、親子向けコンテンツや音楽ステージが用意され、さまざまなブランドグルメも楽しめる。
7日午後には北九州市・門司港発祥とされる「バナナのたたき売り」の実演が行われる。それに先立って、門司港名物のバナナマン像が15日まで園区内にある旧打狗駅のホームで展示されている。