中部・苗栗県の大湖でイチゴが実をつけ始めている。26日に開かれたPR記者会見では艶のある紅色のイチゴの他、いちごジャムやいちご酒なども展示され、年に一度のイチゴ祭りの到来を告げている。
大湖は台湾屈指のイチゴの名産地。栽培面積は約400ヘクタールと県全体の7割以上を占めている。主な品種は「香水」で、粒が大きく濃厚なイチゴの風味が楽しめるのが特徴とされている。
大湖地区農会(農協)の徐欽志総幹事は、今年は台風の影響でイチゴの植え付けが例年より2~3週間遅れているとしつつ、約5割の果樹園でイチゴが実をつけ始めていると指摘。12月中旬には収穫の最盛期を迎えるだろうと見込んでいる。
旬のイチゴ狩りを体験できるのがイチゴ祭りの醍醐味。来年4月まで続く。同農会は来月7日に「苺 I LOVE YOU」と題した音楽ステージを開催しイベントを盛り上げる。