中部・雲林県で養殖ボラを使ったからすみの加工が始まった。雲林区漁会(漁協)によると、今年のボラの品質は良好で、価格は昨年と同程度の600グラム当たり約950台湾元(約4500円)だという。
北東からの季節風が強まって気温が下がり、雲林県では先週からボラの水揚げと加工が始まった。20日にはトラックに満載したボラが口湖郷水産養殖第22班に運ばれ、4人1組で手際良く作業が進められた。
同漁会の林伝育総幹事は、今年の清明節(4月4日)前後に加工された天然物のからすみの在庫を含め、養殖物も天然物も十分な量があると話す。
また県警察局北港分局では、周辺地域でのパトロールを強化した。からすみ加工業者に対する窃盗や詐欺の発生を防ぐとしている。