中部・台中市で、年に一度の花の祭典「台中国際フラワーカーペットフェスティバル」(台中国際花毯節)が9日から始まる。メインのフラワーカーペットには回転式の花のオブジェが設置され、毎時ちょうどになると動き出し、ひときわ目を引く存在となる。
同イベントは市の観光振興を目的に毎年実施され、今年で13回目を迎える。会場は同市新社区の種苗改良繁殖場第2苗圃で、計7つの展示エリアに23種類の草花計20万本が使われている。
目玉となるのはメインフラワーカーペットにある「太空花城」という機械装置。同市の盧秀燕(ろしゅうえん)市長はあいさつで、太空花城の高さや直径の長さに加え、展示される草花の数や出展ブース数などのいずれも過去に匹敵する大規模なものだと強調した。
太空花城は高さ17メートル、直径55メートルに及ぶ。来月1日までの会期中、毎日午前9時から午後4時までの毎正時に自動的に回転したりする。
同イベントは昨年、過去最多となる延べ312万人を引き付けた。