東部・花蓮県卓渓郷に住む原住民(先住民)族の文化などを理解してもらおうと、内政部(内務省)国家公園署玉山国家公園管理処は有機栽培に取り組む地元の田んぼや自然豊かなハイキングコースなどを巡るツアーを実施している。
同郷にはブヌン族やタイヤル族、タロコ族などの先住民族の人々が住んでおり、中でもブヌン族の人が最も多く占めているという。
同県卓渓郷にある玉山国家公園南安ビジターセンターの周りには約30ヘクタール余りの田んぼが広がり、収穫の時期を迎えると、黄金色の稲穂が風に揺れる景色が見られる。
郷内には同県と中部・南投県を結ぶ「八通関越嶺道路」東部区間の一部を構成するハイキングコース「瓦拉米歩道」も存在し、沿道には貴重な高山植物や野生動物が見られ、ブヌン族にとっても重要な歴史の意義と文化的価値を持つという。
ツアーは12日と19日、11月2~3日の3回に分けて実施される。