アプリで読む
ダウンロード

台湾高裁、柯文哲前台北市長の勾留取り消しの訴えを退ける

2025/01/12 13:09
台湾高等法院(高裁)が入る庁舎=中央社資料写真
台湾高等法院(高裁)が入る庁舎=中央社資料写真

(台北中央社)収賄や政治献金横領の罪で起訴された前台北市長の柯文哲(かぶんてつ)被告の勾留や接見停止を認めた台湾台北地方法院(地裁)の決定を巡り、台湾高等法院(高裁)は11日深夜、決定を不服とする柯前市長の抗告を退けた。

高裁は報道資料を発表し、柯前市長は起訴内容を否認しているものの、証拠によれば犯罪の嫌疑は十分だと説明。柯前市長が関与した疑いがある罪は最も軽いものでも懲役5年以上の重罪であり、逃亡や口裏合わせを行う可能性が高いなどと指摘した。

先月26日に起訴された柯前市長の勾留や保釈を巡っては、同27日に地裁が保釈金3000万台湾元(約1億4000万円)での保釈を決めたものの、その後検察側の抗告を認めた高裁の指示により2度の差し戻し審が行われ、今月2日に勾留と接見停止が決まっていた。柯前市長は同10日、弁護士を通じて抗告した。抗告理由として、調査は全て終わっておりこれ以上の勾留の必要はないとしたという。

(劉世怡/編集:田中宏樹)

> 中国語関連記事
私たちはあなたのプライバシーを大切にします。
当ウェブサイトは関連技術を使用し、より良い閲覧体験を提供すると同時に、ユーザーの個人情報を尊重しています。中央社のプライバシーポリシーについてはこちらをご覧ください。このウインドウを閉じると、上記の規範に同意したとみなされます。
60