昨年4月に起きた地震や同年9月の台風による被害で休館していた東部・花蓮県花蓮市の文化施設「松園別館」が10日、一般公開を再開した。同館は日本統治時代に建設された建物を活用した文化施設で、今後芸術作品の展示やさまざまな文化体験イベントが行われる予定だ。
同建物は当初、花蓮港陸軍兵事部として建設された。2002年には歴史建物に登録されている。太平洋を望める高台にあり、地震以前は毎年延べ15万~23万人が訪れる花蓮の代表的な観光スポットだったが、地震や台風で庭園の松の木が被害を受け、昨年9月から休館していた。
松園別館の運営チームによると、新たに東部地区の陶芸家やフラワー作家、金属工芸家などと協力したという。