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郭経済相、半導体供給網での台日米連携強化に意欲 福岡にサービス拠点設置へ/台湾

2025/01/11 13:11
記者会見で経済部の今年の目標などについて説明する郭智輝部長=2025年1月10日、台北市
記者会見で経済部の今年の目標などについて説明する郭智輝部長=2025年1月10日、台北市

(台北中央社)郭智輝(かくちき)経済部長(経済相)は10日の記者会見で、半導体サプライチェーン(供給網)での台日米連携強化に意欲を示した他、福岡に政府系サービスセンターを年内に設置する方針を示した。

郭部長は、台日米連携の促進、人工知能(AI)人材の育成、中小企業のイノベーション支援などを三大目標にすると強調。台日米連携については半導体受託製造世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の海外進出と国際的なメーカーの台湾への投資を通じて、産業集積を促し、サプライチェーンの台湾での投資を引き付けるとした。

またTSMCが日本に工場を設置したのに伴い、今年第1四半期(1~3月)か第2四半期(4~6月)には、日本政府を代表した民間機関と連携協定を締結し、台湾企業の対日投資を保障すると説明。サービスを提供する企業を九州に立ち上げ、サイエンスパークの設置推進や台日サプライチェーンの投資協力につなげたいと語った。

米国との関係については、米商務省が主催する対米投資誘致イベント「セレクトUSA投資サミット」に参加することに言及。台湾企業による世界各地での投資が政府の支援と保護を受けられることを望むとした他、航空宇宙サプライチェーンの分野で協力を図ると述べた。

(劉千綾、曽智怡/編集:齊藤啓介)

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