(屏東中央社)日本人男性が2019年8月に南部・屏東県恒春半島でダイビング中に死亡した事故を巡り、遺族がインストラクター側に8000万台湾元(約3億8千万円)余りの損害賠償を求めた訴訟の判決で、台湾屏東地方法院(地裁)は13日までに、インストラクターの夫妻や夫妻が営む企業に計2073万元(約9900万円)の支払いを命じた。
判決によれば事故当時、恒春沿岸では毎秒20.8~24.4メートルの強風が吹いており、波の高さが2~3メートル、水中の視界が2~3メートルと天候などの条件が悪かった。亡くなった男性は妻や娘と3人で3日間の活動に参加しており、インストラクターの夫妻の指導で耳抜きの練習として潜水と浮上を20回ほど繰り返していたが、耳抜きをするのが難しい様子だった。その後、潜水中に鼓膜が破れるなどしてバランス感覚を失い、救助が間に合わずに溺死した。夫妻はいずれもインストラクターの資格を有していた。
夫妻は過失致死の罪で有罪判決を受けており、台湾高等法院(高裁)高雄分院がすでに夫に懲役8月、妻に懲役6月の判決を言い渡している。