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台湾・屏東で厄除けの祭りが閉幕 “王船”燃やし神を見送る 3年に1度の開催

2024/10/06 18:54
1万人以上が見守る中燃やされる「王船」=5日、田中宏樹撮影
1万人以上が見守る中燃やされる「王船」=5日、田中宏樹撮影

南部・屏東県の廟、東港東隆宮が8日間にわたって行っていた「屏東東港迎王平安祭典」が5日早朝、閉幕した。同県内の複数の廟に伝わる3年に1度の厄除けの祭り。台湾で信仰される神、王爺を乗せるための「王船」に火がつけられ、王爺を見送った。

王船は1千万台湾元(約4600万円)以上をかけ、祭りの約2年前から建造された。祭りの期間中、台風18号の影響で王船が地域を巡る「遶境」の一部が中止を余儀なくされたものの、4日は台風一過の晴天となり、同日朝から5日早朝までは予定されていた内容が全て実施された。

王船は5日未明、廟の関係者により砂浜に運ばれた。廟の関係者や信徒、見物客など1万人以上が見守る中、午前5時過ぎに爆竹の音と共に火がつけられた。午前7時過ぎに帆柱が倒れ、祭りの正式な終了を告げた。

点火される前の王船の様子。砂浜で信徒らが「金紙」が入った袋を船の周りに積んだり、帆柱を立てるなどの準備を行った=5日、田中宏樹撮影
点火される前の王船の様子。砂浜で信徒らが「金紙」が入った袋を船の周りに積んだり、帆柱を立てるなどの準備を行った=5日、田中宏樹撮影

(李卉婷/編集:田中宏樹)

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