2008年に台湾で公開され、大ヒットした映画「海角七号 君想う、国境の南」の制作の裏側を題材にしたミュージカル「海角七号 造夢者」が、11~19日に台北市の劇場で上演される。9日にはリハーサルの様子が報道陣に公開された他、記者会見が開かれた。
トニー・スン(孫協志)とジニー・チュオ(卓文萱)らが出演する。演出の謝念祖さんは、映画で使用された楽曲をミュージカルにも残したとし、国産映画が苦境に立たされる中でウェイ・ダーション(魏徳聖)監督が映画に携わる人々を率いて夢を諦めずに努力する姿を描いたと説明した。
ミュージカルでも監督を務めたウェイ監督は、「映画の公開以降、4~5団体がミュージカル化の話を持ちかけてきたが、いずれもまとまらず、今回ようやく実現した」と喜びを語った。
ミュージカルは今後、東部・台東や南部・台南でのイベントでも上演される予定。