(台北中央社)自民党の高市早苗前経済安全保障担当相は28日、民間シンクタンクが台北市内で開いたフォーラムに出席し、講演を行った。「台湾も日本もこれから互いに防衛力は強くしなければならない」とし、協力関係をいかに強化、深化していくかも大切な点だと述べた。
高市氏はトランプ米大統領の言うことが毎日変わっているかもしれないと指摘した上で、米国を巻き込む必要があると言及。日本や台湾、米国、フィリピン、オーストラリア、さらに英国やイタリアといった欧州諸国などはセンシティブな情報を共有する「準同盟」の関係になり、これらの国々で幅広い協力関係や情報共有の場を作っていくことに専念していきたいと語った。
また、台湾と日本が特に半導体やAI(人工知能)、核融合エネルギーの分野で技術協力を行い、台湾も日本も世界にとってなくてはならない地域・国だと思ってもらえるようにすることが、平和を守ることにつながるとした。