米サンフランシスコ市西部のサンセット地区で現地時間15日、異国情緒あふれるナイトマーケットが開催された。台湾人女性が手作りした小籠包(ショーロンポー)や焼き餃子をかたどったろうそくも販売され、そのかわいらしさと香りの良さで来場者から人気を博した。
イベントは同市市議が台湾のナイトマーケットから着想を得て、自身の選挙区で実験的に開催したもの。70を超えるブースが集結し、各国のグルメや手工芸品などが売られた。
小籠包や焼き餃子の形をしたろうそくは現地在住の台湾人女性、呉依倢さんが制作した。原料は大豆。蒸し器に入れて展示され、立ち寄った女性からは相次いで「かわいい」との声が上がっていた。この日用意された約120個は全て売り切れた。
呉さんは2012年にニューヨークに留学。17年から夫と共にフランシスコで暮らしている。年初からインターネット上で手作りろうそくを販売している。昨年台湾に戻った際、ろうそくや石鹸の制作に熱中している姉に触発され、「アジアの文化を特色とした商品を開発しよう」とのアイデアを思いついたという。