4年前、東部・花蓮県富里郷の農地に設置され、ゴリラの形をした竹のオブジェがこのほど倒壊した。地元民が27日発見した。同郷農会(農協)は来月初めの連休終了後に撤去し、2代目を作る方針。
台湾の米どころとして知られる同郷。収穫後の稲わらや竹を利用してアート作品を作るイベントを2020年から開催してきた。プロのアーティストや地元の人々が動物をテーマに制作したさまざまな作品が展示され、注目を集めていた。
ゴリラのオブジェは同年に制作した作品。その関連グッズも販売されており、人々から好評を得えているという。だが長い間、風雨にさらされていたため、竹が朽ちてしまい倒壊に至った。
農会によれば、ゴリラのオブジェは連休中そのまま留保される。連休明けには撤去作業を進めるが、2代目のゴリラを作り、地元を引き続き見守ってもらえるようにするという。
台湾は来月1日から先祖の墓参りを行う清明節に伴う5連休が始まる。