北部・新竹市政府は21日、同市浸水南街にある民家を市定古跡「浸水楊家古厝」として登録することを決めた。同市としては42番目の市定古跡となる。
この建物は「三合院」と呼ばれるれんが造りの伝統家屋で、市は保存状態が良い他、建材や構造も美しく、周辺集落の中で最も特色ある伝統家屋だと指摘。今後修復を行い、再活用させる方針を示した。
同市政府文化局は、構造には地域の特色がみられ、一部には鉄筋コンクリートや日本統治時代のれんがが使われており、異なる時代の建築技術が用いられていると強調。また市民が参観できるようにし、歴史文化や建物の特徴への認識を深めてもらうと共に、貴重な文化資産を大切にしてもらいたいとコメントした。