写真は南部・高雄市内の中学校「五福国中」の近くにあるバス停。ぱっと見では気づかないかもしれないが、実はレトロな趣のある木製の机の形をしているではないか。
机を模した屋根の上には大きな鉛筆や物差しの他、緑の宿題ノートも見られる。机の左側には大きなかばんがぶら下がっており、地面には椅子として利用できる黒板消しが置かれている。
同市政府文化局の王文翠局長によれば、同局は2010年から15年にかけてバス停の改造計画に着手。机を模したバス停は2012年に供用開始され、市民から好評を得ていた。だが16年に襲来した台風により、損壊を受けてしまい撤去された。
市は良好な景観形成のため、今年は素材を強化した“次世代版”を誕生させた。バス停の美化を通して、乗客が芸術に触れる機会が増えればとしている。