南部・台南市左鎮区でこのほど、同区初となる待望のコンビニエンスストアが誕生した。23日プレオープンを迎え、急勾配の屋根が山小屋のような雰囲気を漂わせている。
左鎮は人口の少なさで、長年コンビニを誘致できておらず、同市で唯一コンビニのない行政区となっていた。台湾で唯一の化石テーマパーク「左鎮化石園区」が2017年にできて行楽客が足を運ぶようになってから、ようやく出店を考慮する業者が現れた。
左鎮農会(農協)が台湾セブン-イレブン(統一超商)のフランチャイズ・チェーンに加盟し店舗を経営する。プレオープン前から店内で見学する人がいて、午後3時、最初のレシートが発行されると、店内から拍手と歓声が起こった。
プレオープンに立ち会った地元の人は、交通の便がよくなった今は他のところのコンビニに行くのは難しくはないが、「近いに越したことはない」と歓迎の声を上げている。
同区の統計によれば、1月時点の総人口は4361人で、同市で2番目の少なさとなっている。