南部・屏東県佳冬郷で端午節に当たる31日、スイカを立てるイベントが開かれる。人々の金運アップを願う気持ちを込めて、今年は縁起の良い数字を象徴する880個のスイカが使われるという。
端午節に卵を地面に立てると、その後の1年間の幸せを手にできるという中華圏の言い伝えにあやかり、同時に同郷が「スイカの古里」であることをアピールしようと、同郷農会(農協)によって数年前からスイカ立てに挑戦するイベントが行われてきた。昨年は約800個の大きなスイカが立てられた。
同郷公所(役場)は9日に開いたPR記者会見で、今年のスイカには「目玉」が貼り付けられ、これまでの比較的単調なものとは違うと説明。来場者たちが記念写真を撮ることができるよう、イベントの会場では、スイカを切るための包丁の形をした大型オブジェも用意されると紹介した。