北部・基隆市の水がめ、新山ダムの貯水率が49.3%となり、同市で水不足の恐れが指摘されている。国防部(国防省)は17日、特殊な浄水車を派遣し、塩分濃度の高い水を浄化して作業を開始した。
林右昌(りんゆうしょう)基隆市長によると、浄水車は貢寮ダムの下流の水を浄化し、ダムに注水するとし、ダムに流入する水量を1日当たり1万トン増やすことができるとの見込みを示した。
また経済部(経済省)でも昨年北部・新竹に設置した海水淡水化装置を基隆に移設する方針を示しており、水不足の解消を図る予定だ。
(写真:蔡適応提供/王朝鈺/編集:齊藤啓介)