北部・新竹県のテーマパーク「六福村」が、高校などの制服を着用して来園すると入園料が割引になり、スカートの裾を膝上10センチの高さまで上げると記念写真撮影ができるキャンペーンを1日から始めたところ、インターネットなどで「女性を物扱い」しているなどとして批判の声が上がっている。
六福村では、新型コロナウイルスの流行により多くの学校で卒業旅行が中止になったとし、学生に遊んでもらおうと、性別、年齢を問わず、制服を着用すれば通常999台湾元の入園料を500元の特別価格で提供している。
だがインターネットでは盗撮の恐れを指摘する声が上がった他、女性団体も他人の私的な部位を利用して販売促進活動を行なっているとして警鐘を鳴らした。
これに対し、中部・台中市から交際相手と来園した社会人のkiwiさんは、多くの女性はスカートを短くする際、きちんと対策をしていると指摘。盗撮の心配はしておらず、キャンペーンについても女性を物として扱っているとは思わないと語った。
同僚2人と訪れた別の社会人の女性は、バーやナイトクラブなどでも制服を着用すると受けられる特別価格があり、テーマパークで同様のキャンペーンがあるのは珍しいと歓迎した。
六福村は卒業シーズンに学生に忘れられない思い出を作ってもらい、経済的負担を減らしたいと説明している。