台北市立動物園で生まれたジャイアントパンダの円宝が1歳9カ月になり、親離れの時期を迎えた。園は円宝が完全にひとり立ちできるよう、その個室の確保や管理通路の増設など、パンダ舎の改修に乗り出す。
地面に穴をあけるドリルの音などを聞いても過敏に反応することのないよう、園は工事を進める前に、スピーカーを通して工事現場音を流すなど、パンダ一家に音に慣れさせる訓練を実施。
すると、緊張して動き回る父の「団々」と違って、長女の「円仔」は音がする方向に耳を立てて音源から離れた所に隠れようとし、次女の円宝は音が聞こえると素早く高いほうに移動する。母の円円はというと、音源の位置を確認できたらビクともせず非常に落ち着いているという。
同園によれば、ジャイアントパンダは群れをつくらず単独生活する動物で、1歳半から2歳で1人暮らしを始める。