(台北中央社)俳優のスリ・リン(林廷憶)が、12月に放送されるNHK制作のドラマ「火星の女王」に主人公として出演し、俳優の菅田将暉らと共演する。日本語での演技が必要なため、8カ月にわたって特訓したと明かした。
同作はNHKが放送100年を記念して制作・放送する。舞台は100年後の火星に10万人が移住した世界。リンが演じる火星育ちの「リリ─E1102」は、菅田演じる白石アオトに会うため、地球に向かおうとしているという。
リンは2022年デビュー。24年のネットフリックスドラマ「女優:ボーン・トゥ・シャイン」(影后)に出演し、知名度が上昇した。
「女優~」がクランクアップした後、「火星の女王」のオーディションに参加したリン。「日本語のせりふと自己紹介を丸暗記して臨んだ。今振り返っても信じられない気持ち」だと語った。
撮影のために数カ月間日本に滞在し、各地を訪れた。言葉の関係で演技でも挫折したが、日本の“職人気質”は、チームで脚本や仕事に情熱を注ぐ素晴らしさをリンに実感させたという。