(台北中央社)ボクシングの世界大会「ワールド・ボクシング・カップ・ファイナル」は11月30日、英国シェフィールドで女子54キロ級の決勝が行われ、台湾代表の黄筱雯がモンゴルの選手を下して金メダルに輝いた。コーチの劉宗泰さんは、日本でのトレーニングが功を奏したと話した。
黄は2021年東京五輪の銅メダリスト。今年のパリ五輪では2回戦で敗退したが、審判の誤審があったとみられている。
劉さんは中央社の取材に対し、大会前に黄が背負っていたプレッシャーはやや大きく、練習時には右足の親指の骨にひびが入ってしまうハプニングもあったと言及。パリ五輪での敗退を経験した黄にとって、今回の金メダルは自信を大いに高めるものとなったと語った。今後は来年2月までけがの治療に専念し、26年の愛知・名古屋アジア大会に目標を定めて着実に歩みを進めていくとした。
同大会ではこの他、女子50キロ級に出場した劉宇珊が銅メダルを獲得した。