(台北中央社)パリ五輪では中華オリンピック委員会がタピオカミルクティーをかたどったピンバッジを製作し、各国の選手などの間で話題を呼んだ。パリパラリンピックに向けては、教育部(教育省)体育署が台湾風フライドチキン「ジーパイ」のピンバッジを、中華パラリンピック総会がタイワンツキノワグマ(台湾黒熊)をモチーフにしたキャラクターのピンバッジをそれぞれ製作し、選手らに配布する。
同総会が用意するピンバッジは全部で7タイプあり、陸上や柔道など、台湾勢の出場競技を台湾黒熊のキャラクターがプレーする様子がかたどられている。熊の胸部にはV字型の白い模様があり、選手に勝利(ビクトリー)をもたらす験担ぎにもなっている。
一方、体育署のピンバッジはジーパイとパリの名所、凱旋門をデザインしたもの。中央社の取材に応じた同署の鄭世忠(ていせいちゅう)署長は、台湾代表の選手やスタッフが海外の選手らとピンバッジ交換を行うことにより、互いの距離を縮められるだけでなく、台湾のスポーツ外交を開拓し、世界に台湾の特色を見てもらえると述べた。
パリパラリンピックは現地時間28日に開幕する。