(パリ中央社)パリ五輪に臨む台湾選手団の食事と栄養をサポートするための施設「膳食公寓」(仮訳:食事アパート)が現地時間19日、オープンした。ご飯や刀削麺(とうしょうめん)、うどんなどの主食に10~12種類のおかずが提供される他、ショーロンポー(小籠包)や鹹酥鶏(台湾風唐揚げ)、サツマイモボールなどの台湾グルメも楽しめるという。
同施設は台湾の食品メーカー「漢典食品」の協力を得て、教育部(教育省)体育署が国家運動訓練センター(南部・高雄市)や国家運動科学センター(同)と共同で設置した。
25日、アーチェリー女子の雷千瑩や李彩綺、邱意晴が同施設で食事を取り、3人とも「膳食公寓」の料理に舌鼓を打った。出された料理を全部試したという雷は「申し分ない」と称賛。李は「野菜が一番好きだ」と笑い、邱は「古里の味がして、まるで台湾にいるようだ」と満足げに話した。
漢典食品の調理師によれば、大会期間中、毎朝8~9時に料理の準備を開始。1種類の料理を約1000食分用意するが、今のところ、選手たちに最も人気が高いのは牛丼や豚丼、パイコー(排骨)揚げスープなど。