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台湾のテレビ局、台日共同でオリジナル番組を制作「世界に台湾の美しさを」

2024/05/01 11:37
発表会見に臨む(左から4人目から右へ)三立メディアグループの高明慧総経理、日本台湾交流協会台北事務所の片山和之代表、台湾日本関係協会の蘇嘉全会長、文化部の史哲部長(大臣)ら(4月29日、台北市)
発表会見に臨む(左から4人目から右へ)三立メディアグループの高明慧総経理、日本台湾交流協会台北事務所の片山和之代表、台湾日本関係協会の蘇嘉全会長、文化部の史哲部長(大臣)ら(4月29日、台北市)

(台北中央社)台湾のテレビ局、三立テレビなどを運営する三立メディアグループは、日本の制作会社や映像コンテンツ企業と共同でオリジナル番組を制作している。台北市の同テレビ本社で4月29日、発表会見を開いた。高明慧総経理(社長)は、今後も台湾のコンテンツを世界に届けるという文化的使命を堅持し続けるとし、「世界に台湾の美しさを紹介したい」と意気込んだ。

発表したのは、東部・花蓮県から沖縄県石垣島まで、カヤックで約260キロを航海するリアリティー番組「レッツ・ゴー・カヤッキング!」と台湾のボーイズラブドラマ「VBLシリーズ」、アジアに生息するネコに焦点を当てたドキュメンタリー「ワイルドキャッツ」の3作品。「レッツ・ゴー~」は日本の番組制作会社、極東電視台などと、「VBLシリーズ」は映像コンテンツを扱うエスピーオーとそれぞれ共同で制作。「ワイルドキャッツ」は、うち1回の放送分で、長崎県対馬市にある野生生物保護センターで撮影し、野生復帰を目指すツシマヤマネコの姿を追った。

「レッツ・ゴー・カヤッキング!」に出演するジョージ・フー(左)とエミー・レイズ
「レッツ・ゴー・カヤッキング!」に出演するジョージ・フー(左)とエミー・レイズ

発表会には「レッツ・ゴー〜」に出演する7人のうち、俳優のジョージ・フー(胡宇威)とエミー・レイズ(雷艾美)が出席。出演者は現在、石垣島までの航海に向けて訓練に取り組んでいる。フーは、オファーを受けた時は「驚き、わくわくした」としつつ、航海まで時間がないため「少し緊張している」と率直な思いを明かした。航海に成功したらまず何をしたいかと問われたレイズは「『石垣牛を食べたい』と思ったけれど、たぶん着いた瞬間みんなで抱き合って泣くと思う。本当に重大で難しい任務なので」とおどけつつ話した。

「レッツ・ゴー~」は台湾では三立シティーチャンネル(都会台)で7月20日から放送が始まる。4月30日時点で日本での放送予定はないが、YouTubeに中国語版(中国語字幕付き)がアップされる予定。「VBLシリーズ」は動画配信サービス「Rakuten TV」などで配信されており、5月20日からCSチャンネル「日テレプラス」で放送開始予定。

(中村充孝)

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