(台北中央社)来年3月に行われる巨人と台湾プロ野球2チームの親善試合で、観戦チケットの台湾側での販売が12日正午、始まった。試合会場の台北ドーム(台北市)では記者会見が開かれ、巨人の今村司球団社長や3球団の選手が出席した。今村氏はベストメンバーで臨むとした上で、「期待してください」と語った。
親善試合は巨人の球団創設90周年と台北ドームの開業を記念して行われる。同球団の1軍チームが対外試合のために初めて台湾を訪れ、3月2日に中信ブラザーズと、3日に楽天モンキーズと対戦する。
今村氏は冒頭、台湾語と中国語を交えてあいさつした。台北ドームについては「素晴らしさに感動」したとコメント。「日本と台湾の野球を盛り上げていきましょう」と述べた他、台湾の選手が将来、同球団でプレーすることを期待していると語った。
巨人からは投手の大勢が出席。中信の王威晨は、大勢が抑えの選手で、球がとても速いことを知っているとし、中信と当たる時には「リードされた状況で投げてほしくない」と笑いながら語った。これに対し大勢は、2試合とも自分が投げて勝てるように準備すると自信を示した。
同ドームの客席数は約4万席。このうち、現段階では両試合ともそれぞれ2万6千席を用意しており、主催者のudnFunLife(聯合数位文創)によれば同日午後2時の時点で約85%が売れているという。同社の李彥甫董事長(会長)は全座席を販売するのが目標だとした上で、ドームの運営会社や台北市と話し合いを行っていると言及。今後、販売席数を増やす可能性を示唆した。