(台北中央社)台風3号の影響で3日ぶりの取り引きとなった26日の台湾株式市場は、前日の米株式市場でハイテク株が下落したあおりを受けて急落し、加権指数の終値は2万2119.21ポイントとなった。前営業日比752.63ポイント安で、過去2番目の下落幅を記録した。
半導体受託製造世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)や鴻海(ホンハイ)精密工業などの株価がそろって下落し、ハイテク株全体に影響した。
有識者は中央社の取材に、株価は大幅に下落したものの、取引高が爆発的に増えているわけではなく、市場は混乱に陥っていないと述べた。また台湾株式市場が安定するかどうかは、来週の米大手ハイテク企業の決算発表後、米株が反発するかを見極める必要があるとの見方を示した。