(台北中央社)農業部(農業省)は9日、ニュージーランドと台湾の果物や野菜の輸出に関するプロジェクトに調印したと発表した。台湾産パイナップルのニュージーランドへの輸出が可能になり、海外市場の拡大が図られる。
同部によると、プロジェクトへの調印は台湾とニュージーランドが締結した経済協力協定(ANZTEC)に含まれる衛生植物検疫措置に関する共同管理委員会(SPS JMC)で行われた。台湾は2017年からパイナップルの栽培や気候、有害生物、収穫後の処理、海外輸出の実績などに関する資料をまとめ、輸出に向けた取り組みを続けていたという。
同部はパイナップルについて、香り高く、甘くジューシーなどの特徴が国内外で受け入れられていると強調。品種も多く、生産地や品種、収穫時期の調整などで年間を通じて収穫できるとアピールした。