(台北中央社)24時間営業の書店が入る商業施設「誠品信義店」(台北市信義区)が24日に閉店するのを前に、運営会社の誠品生活は14日、松煙店(同)で来年1月20日から書店の24時間営業を開始すると発表した。松煙店に引き継がれるまでの期間は、南西店(同中山区)の書店で28日間の連続営業を行う。
信義店は2006年元日、台北メトロ(MRT)市政府駅そばの一等地に開業し、誠品を代表する店舗として親しまれてきた。20年6月には、同5月末に閉店した「敦南店」(同大安区)からバトンを受け取る形で書店の24時間営業を開始。だが、売り場の賃貸契約更新を巡り、所有者の統一企業グループとの間で合意が得られず、今月末の期間満了をもって賃貸契約を終えることが決まった。
信義店は24日夜10時に18年の歴史に幕を下ろす。24時間営業の役割を引き継ぐ松煙店の書店は蔵書数を3倍に増やし、敦南店と同規模の10万種以上を扱う予定。