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We TAIWAN/台湾の映画発展や多様性紹介するイベント 20日まで大阪で開催

2025/08/16 17:03
20日まで大阪市中央公会堂で行われるプログラム「台湾映画の輝かしい今昔」(文化部提供)
20日まで大阪市中央公会堂で行われるプログラム「台湾映画の輝かしい今昔」(文化部提供)

(台北中央社)台湾映画を通じて発展の軌跡や台湾文化の多様性を紹介するイベント「台湾映画の輝かしい今昔」が11日から大阪市の中央公会堂で開かれている。厳選された全10作品が20日まで順次上映されている。

大阪・関西万博に合わせて文化部(文化省)が大阪市内で開催している台湾文化PRイベント「We TAIWAN」の一環として、国家映画・視聴文化センターが主催した。

上映作品は1961年公開の台湾語映画「ザ・ファンタジー・オブ・ディア・ウォーリア」(大侠梅花鹿)やアン・リー(李安)監督が手掛けた94年の「恋人たちの食卓」(飲食男女)など。

李遠(りえん)文化部長(文化相)は同部の報道資料を通じ、上映作品には主流の商業作品や芸術作品ではなく、当時としては独創性や実験性の強い作品が選ばれていると紹介した。

また2022年に公開された「ハヨン一家~タイヤル族のスピリット」(哈勇家)や「僕と幽霊が家族になった件」(関於我和鬼変成家人的那件事)は台湾映画産業が持つ商業性と芸術性の両極的側面を反映した作品だとし、若手監督が追い求めていることを見て取れると語った。

15日に開かれた交流イベントに出席した王時思(おうじし)政務次長は、映画を通じて現在のわれわれを理解し、より美しい未来を見つけてほしいと語った。

「恋人たちの食卓」に出演した俳優のヤン・クイメイ(楊貴媚)さんは、映画に登場する数々の料理を通じ、食事を作る人と食べる人の気持ちを感じて、身近な家族をより思いやり、愛してほしいと語った。「ハヨン一家」のラハ・メボウ(陳潔瑤)監督は、台湾原住民(先住民)族タイヤル族の家族の物語だが、共感できることがあると思うと話し、鑑賞を呼びかけた。

(王宝児/編集:齊藤啓介)

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15日に開かれた交流イベントに出席した俳優のヤン・クイメイさん(文化部提供)
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