人々の詐欺防犯意識を高めようと、南部・高雄市の警察や検察などが無料通信アプリ「LINE」を活用し、猫を主役としたスタンプを作成した。詐欺予防に関する硬い情報を普段使っている言葉に変えることで、関連の予防啓発が人々の生活に溶け込むことができればと期待を寄せている。
高雄市政府警察局刑事警察大隊が24日の記者会見で明らかにした。関連のスタンプは同大隊と台湾橋頭地方検察署などが共同で作成した。
デザインは同大隊が飼っている黒い猫「黒豹」から派生したものが中心。全16種類あり、「一緒に詐欺を防ごう」「詐欺に遭ったらホットライン165番に相談を!」「詐欺退散!」「ラジャー!」「おまわりさん、この人が犯人です!」などといった詐欺被害防止を啓発する文言があしらわれている。
同検察署の施家栄主任検察官は、検察と警察が詐欺の撲滅に向け密に連携していると指摘。毎日使っている身近なスタンプを利用しての啓発活動が詐欺予防の最前線で効果を高めることができるとアピールした。
同LINEスタンプの販売収入は全額、公益活動の資金として寄付されるという。
