(台南中央社)約400年前の南部・台南を舞台にしたコンピューターゲーム「鯤島行者」が19日、インターネット上でリリースされた。プレーヤーは「大員」と呼ばれた当時の台南で密偵となり、町の人々との交流や探索を通じて謎を解き明かす。
ゲームは台南市政府や成功大学(台南市)などの協力で制作された。市政府文化局によると、文化部(文化省)のプロジェクト支援を受け、過去の調査結果や最新の研究資料をテクノロジーを駆使してゲームに取り入れ、400年前の台南を模擬体験できるようにしたという。
この日はゲームと同名の没入型劇場が設置された市内の文化施設で記者会見が行われた。黄偉哲(こういてつ)台南市長は、ゲームを通じてプレーヤーに市場や原住民(先住民)族シラヤ族の暮らし、麻豆地区の歴史の現場を体験してもらえることを願っていると語った。