(台北中央社)総統府と非政府組織(NGO)中華文化総会(文総)が主催する「総統府音楽会」が20日に台北市の国家両庁院広場で開かれる。文総は9日、日本国内外のコンテストで受賞経験がある沖縄県立西原高校マーチングバンド部が来台して出演すると発表した。
同部は昨年12月の「マーチングバンド全国大会」で金賞に輝いた他、2022年にオランダで開かれた「世界音楽コンクール」ではショー部門に日本代表として出場し優勝。14年には南部・嘉義市で行われた嘉義市国際ブラスバンドフェスティバル(嘉義市国際管楽節)にも参加した。
文総の李厚慶秘書長は報道資料を通じ、部員の6割にとって台湾が初めて訪れる外国になるとし、とても光栄で、意義あることだとした。また台湾がここ数年で世界から関心を寄せられており、海外からやって来る人々が増えてきているとした上で、同音楽会のプログラム構成でも世界とのつながりをつくる必要があるとコメント。同部の出演を通じて台日友情の熱量を高め続けたいと述べた。
一行は今月17日に台湾に到着。20日夜に行われる総統府音楽会の他、19日午前には超高層ビル「台北101」で、20日午前には「円山大飯店」(グランドホテル台北)=いずれも台北市=でそれぞれパフォーマンスを披露する予定。