(台中中央社)海洋委員会海巡署(海上保安庁に相当)艦隊分署第三海巡隊は22日、中部・台中沖で今月3日、違法操業していた中国漁船を拿捕(だほ)したと明らかにした。罰金320万台湾元(約1500万円)を科した上で退去させたとしている。
同隊によると、3日午前に中国漁船とみられる船が違法操業しているとの通報を受け、巡視艇が出動。台中市松柏港から15カイリ(約28キロ)地点で中国漁船1隻が違法操業をしていたため、アナウンスなどで立ち入り検査を求めたが、蛇行して逃走を図ろうとしたため、拿捕した。
漁船には船長ら15人が乗っていた。漁具は没収した。
同隊は22日午前、漁船を退去させた。また台湾側が中国船の未許可での進入を禁じている「禁止・制限水域」に再び進入してはならないことを警告したとしている。