(台北中央社)台湾士林地方検察署(地検)は14日、小型船を操縦し、北部・新北市の河口に進入した中国人の男1人を、出入国・移民法違反などの罪で起訴したと明らかにした。
男は、インターネット上での発言を巡り中国側の調査を受け、出境・出港が制限されたなどとして6月8日に小型船を操縦し、中国福建省を出発。9日に新北市の淡水河河口に進入したところを海洋委員会海巡署(海上保安庁に相当)に逮捕された。
同地検はこの男が、大陸地区の人民が台湾の主務機関の許可を得ていない場合、台湾地区に進入してはならないと定める「台湾地区・大陸地区人民関係条例」や出入国・移民法に違反すると指摘。軍事活動や国家の安全保障を脅かす罪への関与は確認されていないとした。