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台湾漁船拿捕/台湾漁船拿捕 海巡署、中国に乗組員の釈放呼びかけ

2024/07/03 14:00
中国海警による台湾漁船の拿捕について説明する海巡署の謝慶欽副署長(同署のユーチューブチャンネルから)
中国海警による台湾漁船の拿捕について説明する海巡署の謝慶欽副署長(同署のユーチューブチャンネルから)

(台北中央社)澎湖船籍の漁船「大進満88号」が2日、中国側に拿捕(だほ)された問題で、海洋委員会海巡署(海上保安庁に相当)の謝慶欽(しゃけいきん)副署長は3日、大進満88号には台湾人2人、インドネシア人3人の乗組員が乗っていたとし、中国側に拿捕の詳しい説明や乗組員の釈放などを呼びかけた。

海巡署によると、2日午後8時14分ごろ、大進満88号から中国福建省に近い金門・料羅港の東北東23.7カイリ(約44キロ)の海上で操業中、中国海警局の船2隻の立ち入り検査を受けたと通報があったという。

海巡署は、ただちに複数の巡視艇を急行させたものの、うち1隻は海警局の船に進路を阻まれたと説明。大進満88号は同10時30分ごろ、中国の囲頭港に入港した。立ち入り検査が行われた現場については、中国側の海域で、台湾が中国船の未許可での進入を禁じる制限水域の外側だったとした。

また中国は現在休漁期だとし、台湾で対中政策を担う大陸委員会や農業部(農業省)漁業署が両岸(台湾と中国)ルートを通じて中国側と意思疎通を図るとした。

中国に対しては強い非難を表明。現場周辺は以前から台湾と中国双方の漁船が共同で操業する水域だったとし、中国が台湾漁業関係者の権利を尊重することを望むとした。

(黄麗芸、楊淑閔/編集:齊藤啓介)

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