(台北中央社)国防部(国防省)は8日、同日午前6時までの24時間に、中国の軍用機延べ26機、軍艦延べ10隻が台湾海峡周辺で継続して活動したと発表した。また7日午前11時52分には中国の気球1機が中間線を越え、北部・基隆の南西約101カイリ(約187キロ)、高度約2万1000フィート(約6400メートル)の上空を飛行していたと明らかにした。軍が気球の動向を明らかにするのは珍しい。
国防部によると、軍用機のうち、延べ15機が台湾海峡の暗黙のラインである「中間線」を越えたり、台湾南西の空域に進入したりした。国軍は軍用機や軍艦、沿岸に設置しているミサイルシステムで厳密に監視し対処したという。
公開された情報によれば、活動が確認されたのは「BZK005」偵察型無人機1機、「スホイ30」戦闘機4機、「殲10」戦闘機8機、「運9」通信対抗機1機、「空警500」早期警戒機1機など。
気球は東に向かって飛行した後、7日午後0時55分に消息を絶ったとした。