台湾、来年の国防予算は過去最高に 専門家「持久戦の準備」

2022/09/10 16:15
国軍の多連装ロケット砲「雷霆2000」=国家中山科学研究院より
国軍の多連装ロケット砲「雷霆2000」=国家中山科学研究院より

(台北中央社)行政院(内閣)は先月25日、2023年度の政府予算案を閣議決定した。国防部(国防省)主管の予算は4151億台湾元(約1兆9200億円)で過去最高となり、専門家は「弾薬や装備の備蓄を大幅に増やし、不足を補うことは、外部からの支援が絶たれる可能性がある中で、台湾本島での国土防衛戦を長く続ける準備なのは明らかだ」との見方を示している。

シンクタンク、国家政策研究基金会の掲仲副研究員は、「維持作業」関連の予算は1337億元(約6200億円)に達し、前年の1069億元(約4900億円)より25%増加したと説明した。

弾薬の大量購入に関する予算規模はおよそ80億元(約370億円)で、前年の約4倍になったと指摘。中国軍による台湾周辺の海空域への嫌がらせに対応するため、部品の購入予算も空軍が192億元(約890億円)で前年比72億元増、海軍が74億5000万元(約340億円)で同15億5000万元増になったと語った。

また弾薬の購入や不足の補充は、国防部が2027年に起きる可能性があるとされる台湾海峡での軍事衝突のリスクに対処するためだと強調。部品の購入についても、頻繁な出動による整備の負担に対応するためだと述べた。

(黄雅詩/編集:齊藤啓介)

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