中国福建省に近い金門県の洪成発県議会議員は4日、現状では期間限定で一般人の上陸が解禁されている大胆島について、将来的に通年で上陸できるよう議会と県政府が調整していると明らかにした。中国アモイからわずか4.4キロの距離にあり、金門県政府観光処は、より多くの観光客を引き付けられると期待を寄せている。
大胆島は両岸(台湾と中国)が軍事的に緊張していた時代に「前線中の前線」と呼ばれた。2018年に観光での上陸が解禁されて以降、数度の中断を経て、昨年7月下旬に期間限定で再解禁された。
3日には洪議員や観光処の許績鑫処長らが視察。洪議員は、金門の重要な軍事観光スポットだと語った。
許処長は、軍側とさらに多くの空間の公開が可能か調整をしていると明かし、今後も引き続き民間業者と協力し、多様な旅行プログラムを提供すると話した。