台北市立動物園は1日、園内に収容されているサルの仲間、ショウガラゴ5匹の一般公開を始めた。くりくりした大きな瞳とリスのような身軽さが特徴とされ、同園の担当者は「会いに来てね」と話している。
5匹はいずれも密輸で押収されたり違法飼育されたりしたもので、昨年、同園に収容された。検疫と重ねた評価を経て、同園は先月31日、5匹を習性や食性が近いフトオコビトキツネザルの群れと一緒に生活させる上、元日からの一般公開を決めたと説明した。
同園によれば、ショウガラゴは樹上生活をしている夜行性の霊長類。尻尾を除いた体長は約13~15センチ、体重は約95~300グラム。主にアフリカのセネガルからソマリアにかけての森林や雑木林などに分布する。
台湾では飼育してはいけない動物だと同園は指摘。一部の違法者が非人道的な方法で捕獲しては密輸しようとししているが動物を死亡させやすい他、感染症を拡散させる可能性もあるとして出どころ不明の動物の購入をしたりしないよう呼びかけた。