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台湾あれこれ/東京音大学長の野平一郎氏、国立台湾交響楽団で指揮 自作を初演 27日に高雄で

2024/12/18 17:50
作曲家、ピアニスト、指揮者の野平一郎さん=国立台湾交響楽団提供
作曲家、ピアニスト、指揮者の野平一郎さん=国立台湾交響楽団提供

国立台湾交響楽団(NTSO)は27日、作曲家でピアニストの野平一郎さん(東京音楽大学学長)を客演指揮者に迎え、南部・高雄市の衛武営国家芸術文化センター音楽ホールでコンサートを開く。文化部(文化省)管轄の台湾音楽館が野平さんに作曲を委嘱した「廃墟の風景」が初演される。

コンサートではこの他、台湾の作曲家、連憲升さんの「遊天河」や武満徹さん(故人)の「夢の引用―Say sea, take me!―」、同曲に引用されているドビュッシーの「海」を演奏する。「遊天河」は、南部・屏東県の廟で3年に一度行われる宗教行事「迎王平安祭典」をテーマに作曲されたという。

NTSOはコンサートを通じて、日本のクラシック音楽の発展を紹介するのみならず、台日の楽壇交流促進にもつなげたいとしている。

(趙静瑜/編集:田中宏樹)

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