台湾では旧暦8月15日の中秋節(中秋の名月、今年は9月17日)にバーベキューを楽しむ風習がある。北部・桃園市内の公園を管理する市養護工程処は8日、一般の公園でのバーベキューは認められないと注意喚起した。同市環境保護局は、中秋節のバーベキューや花火は一酸化炭素や粒子状物質(PM)、多環芳香族炭化水素(PAHs)などの有害物質を生成するだけでなく、煙を排出し、火災発生の確率を高めるとし、バーベキューではなく、伝統的な家族での月見や月餅、ブンタンを楽しんでほしいと呼びかけた。
桃園市内の一般の公園でバーベキューを実施した場合、市の公園管理自治条例に基づき、500台湾元(約2200円)以上、5000元(約2万2300円)以下の過料が科される。