(台北中央社)中央気象署(気象庁)は7日、同日午後3時45分ごろに東部沖でマグニチュード(M)6.2の地震が発生したことを受けて記者会見を開いた。今後、マグニチュード5~5.5程度の余震が発生する可能性を排除しないとしつつ、震源が台湾から100キロ以上離れているため、北部の震度は1程度にとどまるだろうとの見方を示した。
震源は北東部・宜蘭県政府の東南東128.9キロの東部海域で、震源の深さは88.1キロ。宜蘭県や東部・花蓮県、台東県、中部・台中市、南投県で最大震度3を観測した。
同署地震観測センターの担当者は今回の地震について、フィリピン海プレートがユーラシアプレートに沈み込んだことで生じたと説明。台北で比較的長い揺れが感じられたのは「盆地効果」が主な原因だとの見解を示した。