(台北中央社)交通部観光署(観光庁)は17日、第1回「ワールドバードフェア」(世界賞鳥博覧会)が今年9月に台湾で開催されると発表した。世界25カ国以上の鳥類関連の保護団体や組織を台湾に招き、同フェアを通じて台湾でのエコツーリズムをPRしたいとしている。
同フェアは、非営利団体「世界バードフェア協議会」(WBC)が推進するもので、各国での鳥類の保護やバードウォッチングを楽しむエコツーリズムの発展を促進することを目的にしている。
同署によれば、同フェアは9月20~21日、中部・台中市の台中市民広場で行われる。野鳥観察ツアーの展望などについて意見を交わすフォーラムが開かれる予定。同22~23日には海外の団体を台湾中部にある野鳥観察の名所「大雪山国家森林遊楽区」に案内し、台湾のエコツーリズムを世界にアピールする。
同フェアの開催に向け、WBC実行委員会のメンバーが先日訪台し、中部・彰化県の八卦山でタカ科の渡り鳥、サシバの渡りを観測したという。八卦山はサシバが毎年3月~4月ごろ、繁殖のため、北上する際の通過地点として知られる。