(嘉義中央社)今年1月30日、南部・嘉義県を震源とするマグニチュード(M)5.6の地震で、同県曽文ダムの湖畔に設置されていた蒋介石(しょうかいせき)元総統の銅像が倒壊した。同ダムを管理する経済部(経済省)水利署南区水資源分署は1日、損傷がひどく修復は難しいとの見方を示した。
銅像は1977年に湖畔の公園に設置され、ダムが満水になると土台部分が水中に沈むことから人気の撮影スポットとなっていた。同分署の林玉祥副分署長によると、地震で倒れた後、別の場所に保管していたが、これまでにも複数回補修の跡が見られ、修復の難易度が高いことが判明。今後の対応は水利署に委ねられるが、修復を断念する場合、写真や解説板を設置するなどして記念する方法を検討するという。