アプリで読む
ダウンロード

台湾南部で地震 嘉義県で震度5強を観測 1時間強で7回

2025/01/30 12:16
30日午前10時11分ごろに起きたМ5.6の地震について説明する中央気象署(気象庁)地震観測センターの何美儀科長=2025年1月30日、中央社記者曾以寧撮影
30日午前10時11分ごろに起きたМ5.6の地震について説明する中央気象署(気象庁)地震観測センターの何美儀科長=2025年1月30日、中央社記者曾以寧撮影

(台北中央社)30日午前10時11分ごろ、南部・嘉義県を震源とする地震があった。中央気象署(気象庁)によれば、震源の深さは10キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は5.6と推定される。その後も同県や台南市を震源とする地震が相次いでおり、同11時20分までに合わせて7回の地震が観測された。

同10時11分ごろの地震の各地の最大震度は次の通り。震度5強=南部・嘉義県▽震度4=中部・台中市、彰化県、南投県、雲林県、南部・高雄市、台南市、嘉義市▽震度3=中部・苗栗県、東部・台東県▽震度2=北部・新竹県、南部・屏東県、北東部・宜蘭県、東部・花蓮県、離島・澎湖県▽震度1=北部・新北市、桃園市、新竹市。

その後の地震は、同10時13分ごろと同15分ごろに各1回、同21分ごろに2回、同43分ごろと同11時20分ごろに各1回、発生した。各地震の推定されるマグニチュードは3.2~4.3、最大震度は3~4だった。

気象署は同11時20分に会見を開き、同10時11分ごろの地震は今月21日に嘉義県を震源に起きたM6.4の地震の余震だと説明。今後1週間は規模がやや大きい余震への注意が必要だとした。

嘉義県の省道台18線(阿里山公路)では落石が発生して一時通行が出来なくなったが、午前11時までに片側1車線での通行を再開した。台南市では建物の7~8階部分の外壁が剥がれ落ち、道路に止まっていた乗用車2台にぶつかる事故が起きた。この事故による人的被害は出ていない。

(編集:田中宏樹)

私たちはあなたのプライバシーを大切にします。
当ウェブサイトは関連技術を使用し、より良い閲覧体験を提供すると同時に、ユーザーの個人情報を尊重しています。中央社のプライバシーポリシーについてはこちらをご覧ください。このウインドウを閉じると、上記の規範に同意したとみなされます。
17