(台北中央社)交通部中央気象署(気象庁)は1日、フィリピンの東の海上にある熱帯低気圧が早ければ2日にも台風になる可能性があると発表した。予想進路はいまだ不確定で、台湾に接近するかどうかは今後の動きを観察する必要があるとした。
同署の葉致均予報官はフィリピンの東の海上にあった雲域が1日午前に熱帯低気圧になったと説明。各国の予想進路にバラつきがあり、バシー海峡を通過して南シナ海方面に進む可能性も、北東に向きを変えて日本の南の海上に進む可能性もあると話した。
葉氏によれば3日夜から4日にかけて、熱帯低気圧の移動に伴い台湾周辺には湿った空気が流れ込む。北部の海沿いや台北都市圏の山地、東部、南部・屏東県の恒春半島では一時雨が降り、その他の地域では雷を伴うにわか雨が降る恐れがある。5日以降は東部で降雨が顕著となる見込み。