(台北中央社)国立故宮博物院は北部院区(台北市)と南部院区(南部・嘉義県)の展示エリアの開館時間を8月中に限り、通常より1時間延長し、午前9時から午後6時までとする。博物院は「展示品をじっくりと鑑賞し、夏のひとときを楽しんで」と来館を呼びかけている。
同院が29日に発表した。北部院区では現在、国宝展示スペースで13世紀の画家、馬麟による「秉燭夜遊」を公開中。「皇帝の『動く花園』」と題し、清代の宮廷画家が描いた世界各地の草花の絵画を展示する特別展なども行っている。いずれも9月22日まで。
南部院区では、清代の金・銀・宝石による装飾品や、明代・清代に皇帝の寝室として使われていた「乾清宮」に保管されていた玉器を展示する特別展が7月に始まった。また開館日の午後6時から9時までは、噴水と光と音楽によるショーを15分おきに実施している。ショーは9月1日まで。
北部・南部院区ともに毎週月曜日は休館。8月5日は北部院区のみ臨時で開館する。